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2010年 08月 02日

2010 J LEAGUE DIVISION1 第15節 「丸橋ゾーン」

ジュビロ磐田戦 会場:ヤマハスタジアム
スコア:3-0 【前半:1-0 後半:2-0】
得点者:高橋、乾、アドリアーノ
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実に7試合ぶりのトップチームのリーグ戦観戦。直近でカップ戦を除くトップチームの試合について触れているのが8節だったのに驚愕(汗)
Jヴィレッジでの初日を終え暫定ではあるが4位であることを知り、開幕前は残留が必達条件だと思っていたので、そんなのセレッソっぽくないと良い意味で嬉しいニュース。

過密日程の清水戦で0-3から2-3とアドちゃん、乾を累積警告で欠いたセレッソが内容は別にして意地を見せ、悪チネスが怪我からの戦列復帰と好材料も持ち合わせた今節。この試合に勝って8月8日の「キンチョウの夏」を最高の状態で迎えたいがいかに。
今節はアウェイということで写真を多めにお送りしたいと思います。


写真はJヴィレッジの道中で発生したトラブルの張本人であるSweets1氏の罰ゲーム姿。ビーチクにニップレス貼って試合中は半裸で応援するくらいしたらかなりの爆笑だったけど(笑)





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いつもなら名神から新名神、伊勢湾岸道と繋いで東名に入る磐田へのルートですが、名神で既に渋滞…

本部長のベテランの経験から来る迅速な状況判断で渋滞を回避し、到着したのは15時30分という19時キックオフの試合にはとても早い到着。スタジアム近くの家電量販で時間を潰し、約1年ぶりのヤマハスタジアムへ。

ここで補足しておくと、セレッソは3年間もJ2だったから磐田との対戦はないんじゃないの?と思われるかと思いますが、昨年もJユースカップで同グループとなった磐田ユースとの開幕戦の会場がヤマハスタジアムだったのです。
なんて贅沢なっ!セレッソも今年はキンチョウスタジアムでやれるんじゃないですか?

道中、休憩で寄ったSAではリーダーに遭遇するというライト層的にはかなりの大イベント。アイドルの寝起きドッキリばりに車中で寝ていたリーダーを激写出来なかったのは残念でしたが、きっちり寝起きドッキリのミッションは完了♪

スタジアムに到着すると磐田ファンが大勢!さすがW杯メンバーを2名抱えるクラブだけあって人気。

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本来ならこの週末の予定は磐田経由の三ツ沢と思っていたであろう方々が大集結(笑)まさかの民宿オーナーとの再会にはビックリました。

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あまりにも暑いので日陰でルービーをミーノーしているとあっという間に選手がピッチに。否が応でもテンションが上がります!
何よりもこの日の高いテンションの要因は一昨年U-18からトップ昇格した丸橋佑介ことマル(マルチネスはマルじゃないよ)がスタメンに定着し、試合前に清水戦を観戦した方に出来はどうか聞いてみるとディフェンスには少し難はあるものの、攻撃ではチャンスに絡んでいたと嬉しい情報!!

という訳でこの日は後半を想定して丸橋ゾーンに陣取ることに。
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するとまわりはこんなことに…(汗)

まさかまさかのサポーターの方達が大勢いるゾーンに。いつもならこれくらいの位置ならのんびりした雰囲気なんですが、成績良好、近距離アウェイという好条件が重なってか結構な数のセレッソサポーターの方々がスタジアムに来られてました。

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セレッソアンセムを歌うサポーターの方達も気合いが入ってます!

エルゴラッソで試合前の展望を読んでいた通り、磐田は立ち上がりから中盤のタイトなディフェンスでセレッソに自由を与えない。特にハーフウェイラインを越えた辺りから寄せは早く、セレッソの右サイドは良い形でボールを持たせてもらえない。
ハードなディフェンスからボールを奪うと素早くサイドに展開し押し込まれる時間帯が続いたが、劣勢かに思われた前半22分にセレッソがCKを得るとキッカーはマル。CKに関しては完全に任せてもらっているよう。

マルが蹴ったボールはファーサイドで待ち構えていた高橋の頭にピンポイントで合わせると、高い打点のヘッドが磐田ゴールに突き刺さる!
あのボールスピードであの位置に曲がって落ちるボールは、経験の浅い磐田の八田には少々処理が難しかったに違いない。

連戦の疲れからか、この失点を機に磐田の運動量が落ち始めると流れはセレッソに。最初はなんで磐田はエンドを逆に取って試合をスタートするんだ!と後半に丸橋ゾーンの楽しみを取っておきたかったのにと思っていたものの、思わぬ形で恩恵を受ける(笑)

立ち上がりこそ危ないシーンもあったものの、先制点のおかげで前半を優位に闘い1-0で前半終了。

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後半に入りもう一度仕切り直し磐田が前半開始直後のハードなディフェンスからセレッソゴールに襲い掛かる。

ただ、今季のセレッソは茂庭マンと大海という素晴らしいCBが加入し、ディフェンス面でも安定感が増しており、磐田のエース、前田に入るボールに対しては茂庭マンがハードマークで簡単に前を向かせない。
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磐田のペースで始まった後半においても若干押し込まれる時間帯があったものの、大海の高さでクロスを弾き返し決定的なチャンスをなかなか作らせない。

早いこと追加点を奪いたいセレッソであったが、そのチャンスは後半6分と早い時間帯に訪れる。

相手のトラップミスを見逃さなかったマルチネスがボールを奪うと前線の乾に。
左サイドでボールを受けた乾は得意のドリブルで仕掛けると、磐田DFはあっさり交わされる。本来ならばカバーリングに入る選手が居て当然の形だったように思ったが、縦への突破をケアしようとしていたのか、カバーリングが遅れると乾がドリブルでゴール前に進入。
そのままシュートを放ちいとも簡単にゴールを挙げる(挙げたように見えた)と、磐田に傾きかけた流れがまたセレッソに。原博美強化担当技術委員長の言うことろの「イイ時間帯!」での得点にゴール裏は歓喜に包まれる。

その後もセレッソがポゼッションし試合の主導権を完全に握る形に。

そして、この日の仕上げは前半から前線でボールマンへのアプローチを怠らず、サイドに流れては強い体を活かしたキープ力で攻撃の起点になっていたアドちゃん。
悪チネス?からのロングボールを胸で落とすと一度はバランスを崩したものの、すぐに体勢を立て直し片手で相手DFをブロック。素早いターンから振り抜いたシュートはポストに一旦当たったものの、跳ね返ったボールはキーパーの背中に当たりゴールへ。

あの一連の流れはアドちゃんの特徴である体の強さ、早さ、フォワードとしての得点感覚と良いところが出たシーンだったと思う。あのプレーには思わずお口あんぐりでしたね(汗)

開幕当初は1トップでは難しいと思っていたが、真司が抜けたこと、足長先生が流しながらもエロいプレーをすること、キヨちゃんが持ち前のスピードと飛び出しで新たなアクセントを加えたこと、色んな要素が相まって前線の4人が流動的に絡むことで必然的にアドちゃんの良さも引き出されるようになったように思う。


試合終盤にはハードな日程からか大海が怪我のような感じで康太と交代。
代わって入るのが康太というのが今のセレッソの強み。本来ならスタメンでもおかしくない康太がこの時間帯で投入され、持ち前のハイボールへの強さを発揮。交代した後で競ったハイボールは一度も負けなかったんじゃないかな?

その後疲れが見え始めたマルに代え、ガミさんを投入。
後半には駒野との1対1のシーンで完全にシャットアウトするプレーもあり、苦手ながらもディフェンスも頑張っていたマルの働きは、ちょっと替えがきかない選手になりつつあるように感じた。

あとはクローズるすのみの後半41分、この日前田とのやりあいでほぼパーフェクトと言って良い働きをした茂庭マンの足が攣り、最後の交代はハネケン。
やはりハネケンがピッチに入るとチームに安定感が生まれるし、多少のミスなら彼がカバーしてくれる安心感はさすが。

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試合はこのまま3-0できっちりと締め、次節の川崎戦、キンチョウスタジアムの柿落としに良い流れで挑めそうです。

勝ち点が団子状態の中の上位とは言え、この位置に居るということはそれなりにやれているという証拠。序盤を真司に引っ張ってもらい、ナビスコ杯では勝てない時期が続いただけに不安もありましたが、この調子でいけば残留は堅いと思われる。

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とは言え、今季の磐田は下位に沈むチーム。順位の近い次節の川崎戦が真価の問われる試合になりそうです。
ここで勝てれば正真正銘の4位。トップ3の結果次第では上位に肉薄する勝ち点に持って行けるだけに何が何でも勝ちたい試合ですね。

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試合後は磐田サポーターの黄色い声援が飛ぶ中、マルだけおっさんの野太い声がこだまするという面白いバス待ちを拝見し家路に着くのでした(笑)

by inomonta224 | 2010-08-02 22:23 | football


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