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2010年 12月 25日

Jユースカップ2010 第18回Jリーグユース選手権大会 準決勝

京都サンガFC U-18 対 FC東京U-18 会場:長居スタジアム
スコア:0-1 【前半;0-0 後半:0-1】
得点者:武藤
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天皇誕生日の23日、長居スタジアムで行われたJユースカップ準決勝を観戦。残念ながら我らがセレッソ大阪U-18はラウンド16で敵地吉田に乗り込んでの広島との試合で敗戦。高円宮杯のラウンド16で大敗したカードと同じになったものの、前回のスコアからは想像出来ないくらい拮抗した良い試合をしたと仲間から聞いております。

ベスト4に名を連ねたのはFC東京、東京ヴェルディ、横浜Fマリノス、京都サンガの4クラブ。京都サンガとFC東京の対戦は夏のクラブユース選手権でもFC東京、京都サンガ、サンフレッチェ広島、三菱養和SCの死のグループと言われたGL初戦でも対戦。結果は1-0と東京に軍配が上がりはしたが、高円宮杯に出場出来なかった京都がこの大会に賭ける意気込みを相当。
U-15時代にはこの世代で全国制覇をしているだけにポテンシャルの高さは折り紙つき。2年生にも豊富な人材を誇っており、夏のリベンジという意味でも楽しみなカード。







序盤から攻勢を仕掛けた京都に対し、いつもなら前線からの激しいディフェンスで主導権を握る東京もいつものようにいかない様子。早い時間帯に先制点を奪い京都が主導権を握るかにも思えたが、東京はしっかりとブロックを形成し京都の攻撃に対しきっちりと対応。
東京の個人的なイメージとして豊富な運動量を活かし、激しいプレッシャーから相手にサッカーをさせないというものだったが、この日の東京は京都のポゼッションサッカーを警戒しての作戦だったのか、それとも試合の立ち上がりを受けての判断だったのか、いつもの東京とは違う様子。
柔軟に対応できる東京は相当トレーニングされていると感じた。

京都はポゼッションこそするものの、中央でボールを保持する時間が多く得意のサイド攻撃も東京の固いディフェンスの前に決定機が訪れない。
対する東京もパスが上手く繋がらず奪ってからの早い攻撃も、決定的チャンスというところまでは至らず拮抗した試合が続く。
東京は京都陣内でファウルで得たFKからチャンスを演出。この時間帯に立て続けに京都の選手にイエローカードが出たことが後半にどう影響するか。

前半をスコアレスで折り返すと先制したのは東京。ぺナエリア外、中央付近で東京の武藤がボールを受けるとトラップからシュートまでの一連の動作が早く、一瞬出来た隙を見逃さなかったシュートは京都ゴールに吸い込まれる。

前回の対戦とは前半か後半か違いがあるが東京が先制。ここからが京都の力の見せどころ。まだ時間があるだけに攻撃的なタレントが揃う京都なら逆転も可能。持ち前のポゼッションサッカーで東京を押し込む展開が続き、東京は守ってからの早い攻撃でトドメを刺すチャンスを窺う。
次の得点がどちらに生まれるかが焦点だったが、京都が猛攻を仕掛ける時間帯に伊藤のドリブル突破から東京の選手との1対1で倒れるとレフェリーはシミュレーションの判定。もう少し踏ん張っていれば流してもらえたシーンだったように思うが、この判定で伊藤にこの日2枚目のイエローが…
1点を追いかける京都にとって攻撃力のある伊藤を欠く痛い展開。

京都は再三サイドを突破するものの中央に枚数が足りず綺麗に崩そうとするあまり東京のDF陣に最後のところで守られる。上背のない東京からすれば崩しきる前、抜ききる前にクロスを上げられてクリアボールを拾われる方が苦しかったかもしれないが、京都のスタイルが逆に守り易かったかもしれない。
ただ、京都は最後まで自分達のスタイルを貫き真っ向勝負。対する東京はタイトルを獲るという強い信念から京都対策と思われるサッカー。東京のスタイルに関しては完全に憶測の部分ではあるが、いつものようにプレスを掛けた場合、突破力のある選手が揃う京都にプレスの網を掻い潜られかき回されるのが嫌だったに違いない。
そういう展開になれば京都に分があると試合前に思っていただけに、日頃からレベルの高い相手と試合が出来る関東のクラブと、近年のプリンスリーグの上位はJクラブ下部組織になってしまう関西のクラブの違いが出たように思う。東京は試合運びを含めて上手かった。

しかし、自分達がこれまでやってきたサッカーで上を目指す京都も素晴らしいチームで、なんとか東京を倒して欲しかったが及ばず力尽きる。
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同じ関西のクラブ同士ということもあって日頃から親交もあり、他クラブのファンの私達に対しても、同じ関西のよしみ、サッカーを愛する者のよしみとして気さくに接してくれる京都選手達の人間性は素晴らしく、いちサッカーファンとして京都サンガユースというチームに好感を持っていただけにこの試合に勝って欲しかったが、この経験を糧に次のカテゴリーでの彼らの活躍に期待。

なかなか他クラブの試合を真剣に見ることも少ないですがとても素晴らしい試合でした。


東京ヴェルディユース 対 横浜Fマリノスユース 会場:長居スタジアム
スコア:0-2 【前半:0-1 後半:0-1】
得点者:山田、渡辺
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第2試合は前半だけ観て帰るつもりが、帰り際に龍とタカ、練習を終えて試合観戦に訪れたU-18の選手達と遭遇したので、結局最後まで観て帰ることに。

試合序盤はややマリノスが優勢という展開もヴェルディも南部のサイド突破を中心に攻める。思い切りの良い上がりからマリノスの山田が先制点を挙げると、前半から小林に執拗なマークを受けていたヴェルディは上手くボールが繋げなくなる。

後半はヴェルディが雑になってしまったこともあってマリノスの一方的な展開に。ヴェルディのGK、キローラン菜入のファインセーブのおかげで2-0というスコアだったが、マリノスの一方的な試合になってもおかしくなかった。


決勝で東京ダービー?ヴェルディだけには?というのを少し期待していましたが、FC東京と横浜Fマリノスのカードに。当日は前座試合として大阪府クラブユーストーナメントU-14の決勝戦に我らがセレッソ大阪西U-14が出場。金コーチが来年から津守に行くことが決定し、西での最後の采配となるだけに勝って最高の締め括りといきたいところ。

対戦相手はガソバとの大阪ダービー。26日10時30分キックオフで会場は長居スタジアム。夕方にはハネケンの送別会もあるということなので、是非多くの方に観戦に訪れて欲しいと思います。

by inomonta224 | 2010-12-25 21:03 | football


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